科目名 単身世帯と社会政策(オンライン)

単 位 数 学年配当 開講期間 担 当 教 員
2 1 通年開講 藤森 克彦

テーマ
単身世帯の増加がもたらす課題と今後求められる政策について考察する

科目のねらい
<キーワード>
単身世帯  社会的孤立
身寄り問題  地域づくり
伴走型支援

<内容の要約>
日本は、「家族依存型福祉国家」と言われている。しかし、単身世帯が増加するなど、家族の形態が大きく変化している。そこで、単身世帯を切り口にして、日本社会の課題とその対策を考える。具体的には、単身世帯の増加の実態とその背景についてデータに基づいて理解する。また、単身世帯は、二人以上世帯に比べて、貧困、社会的孤立、要介護時の対応などの点で生活上のリスクが高い。このような生活上のリスクに対して、求められる政策 ―社会保障の機能強化、地域づくり、働き続けられる社会― を考える。最後に、家族の支え合いを前提に構築されてきた日本型福祉国家が、現在岐路に立っていることを認識し、今後の方向性を考える。 【日程・スクーリング会場】 https://www.nfu.ne.jp/open/image/lesson/schooling_schedule.pdf   ※変更の場合は随時お知らせします

<学習目標>
単身世帯の増加状況とその要因について説明できる。
単身世帯の抱える生活上のリスクに対して説明できる。
単身世帯の増加に対してどのような対応が必要か、説明できる。
福祉国家類型に基づいて、日本の社会保障の特徴について説明できる。

授業のながれ
オリエンテーション:講義の目的と進め方
なぜ「単身世帯」を取り上げるのかー福祉国家の3類型
単身世帯の増加の実態とその要因
単身世帯と生活上のリスクー孤立、貧困、要介護@
ゲスト講師の講義:貧困、社会的孤立などをテーマに現場からのお話
ゲスト講師の講義(続き)
単身世帯と生活上のリスクー孤立、貧困、要介護A
求められる取り組み@
単身世帯と生活上のリスクー孤立、貧困、要介護B
ゲスト講師の講義:貧困、社会的孤立などをテーマに現場からのお話
ゲスト講師による講義ースウェーデンの社会政策等
地域共生社会と伴走型支援
身寄りのない単身高齢者に対する人生の最終段階の支援
求められる取り組みA
まとめ

準備学習の内容・学ぶ上での注意
スクーリングの中で、担当教員が適切と考える参考図書を紹介する。

事前事後 学習内容 時間数
事前 講義推薦図書を読むこと。 14
事前 日本の社会保障制度に関する基礎知識を習得しておくこと。 10
事後 科目修了試験(レポート)に向けた復習 6

本科目の関連科目
 

成績評価の方法
期末試験(筆記・Web・レポート・最終授業内) 100%
授業内でのレポート・課題等 0%
その他  0%
科目修了試験(レポート)で評価を行う。レポートは、課題を適切にとらえ、講義のポイントを踏まえ、論理的に自身の考えを記述しているかという視点で評価する。評価基準はA(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。

テキスト
□テキストを使用する
■レジュメを使用する
□未定 (最初の授業で指示する)
 



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