科目名 | 知覚心理学 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 通年開講 | 中村 信次 |
テーマ |
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人間の意識の基盤である知覚に対する実験心理学的アプローチ |
科目のねらい |
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<キーワード> 意識 視覚 聴覚 <内容の要約> 我々は、感覚器官を通して環境の情報を得、それらを正しく知覚することによって初めて適応的に行動することが可能となる。知覚的世界は、物理的世界の単なるコピーではなく、各種の内的処理を経て得られる極めて心理的な実在である。本講義では、知覚心理学領域のこれまでの研究成果を説明することにより、知覚の問題が心理学研究においてどのように扱われてきたのかを概観し、人の「こころの問題を考える際の「知覚的意識」に関する問題の意義を論ずる。 <学習目標> 知覚心理学の基礎知識を理解し、それを適切に要約できる。 知覚心理学の基礎的理論を習得し、それを用いて日常的な現象の説明をすることができる。 実験的手法を用いる心理学の理論構成法の基礎を理解し、新しい問題にそれを応用できる。 |
授業のながれ |
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イントロダクション―心理学における知覚研究の位置づけ 心理物理学と心理―物理対応 視覚器官1(眼光学系) 視覚器官2(視覚中枢) 図地体制化 知覚の空間特性(同化・対比) 知覚の時間特性(順応・残効) 知覚の恒常性 錯視 奥行きと運動の知覚 聴覚 触覚・平衡感覚・内部感覚 嗅覚・味覚・感覚統合 知覚の発達と障害 まとめと振り返り |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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講義に出てくる人名や学術用語を記憶することが重要ではなく、知覚心理学固有の「考え方」を理解することこそが重要である。授業で解説した事項を、自身の身の回りの出来事に適用して考える習慣を身につけていただきたい。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 関連事項に関する参考文献など読む。 | 15 |
事後 | 自分の理解をノートに整理しながら復習する。 | 15 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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すべての添削課題に合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
テキスト |
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□テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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