科目名 | 子どもソーシャルワーク入門 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 1 | 通年開講 | 後藤 澄江 |
テーマ |
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現代のこどもをめぐる課題やその要因について社会的な枠組みから俯瞰するとともに、それぞれの課題に関連した相談・支援に携わる専門職の役割や政策の現状とあり方を学ぶとともに、子どもの権利の視点にたって、こどもの育ちや家庭の子育てを支える具体的な方法について考察を深める |
科目のねらい |
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<キーワード> こどもをめぐる課題やその要因について、家庭や社会といった子どもを取り巻く環境を視野に入れて理解する こどもをめぐる各課題への対応としての政策の現状とあり方や相談・支援に携わる専門職の役割を把握する 子どもの権利とソーシャルワークの視点にたって、こども・子育てを支える具体的な方法について検討する <内容の要約> 近年、こどもの育ちや家庭での子育てを取りまく社会環境の変容等を背景として、こどもの育ちや子育てに困難を抱える世帯がこれまで以上に顕在化してきている。このような中、「児童等に対する家庭及び養育環境の支援を強化し、児童の権利の擁護が図られた児童福祉施策を推進」することを目的として、2022年6月には改正児童福祉法が成立した.具体的には市町村への要保護児童等への包括的かつ計画的な支援の実施の業務追加や市区町村における子育て家庭への支援の充実等が掲げられている。改正法から、こどもの権利を守るという視点に立ち、地域を基盤としたこどもや子育て家庭への支援の継続的・包括的支援の拠点づくりやこども家庭福祉分野でのソーシャルワークが展開できる人材育成等の必要性を読み取ることができる。 本講義では、虐待や貧困、いじめ等の今日のこどもとその家庭が抱える課題・困難及びその背景や要因を理解する。また、こども・子育てをめぐる支援の現場実践や制度・政策を幅広く概観し、それぞれの課題に携わる専門職が身に着けるべき姿勢や役割を学ぶ。さらに、こどもの最善の利益の実現を第一として、こども・子育てをめぐるソーシャルワークを展開する際に大切にすべきことについて、考察を深める。 <学習目標> 現代のこどもをめぐる課題やその背景・要因について理解することができる こどもをめぐる課題解決に向けて展開されている主な制度・政策について把握することができる こどもをめぐる各課題に携わる専門職の役割を我が事として身に着けることができる 子どもの権利とソーシャルワークの視点に立って、こども・子育てを支える具体的方法を考察することができる |
授業のながれ |
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こどもの今日的課題とその権利 家族の変化とこども・子育て支援 切れ目のないこども・子育て支援の展開 社会的養護の実際 こどもの貧困が生み出す課題と支援 こどもの虐待への介入と児童相談所 障害のあるこどもの現状と支援 保育現場でのソーシャルワーク 里親養育のもとで暮らすこどもへの支援 児童養護施設でのソーシャルワーク 学校現場でのソーシャルワーク こども・若者の性被害の実態と相談・支援の方策 少年非行における立ち直り支援 こどもの居場所づくりとソーシャルワーク こどもソーシャルワークの展開に向けて |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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・テレビやSNSでのニュースや雑誌記事等でのこどもが直面する課題・困難に関する情報に触れ、こどもの支援実践やこども家庭をめぐる制度・政策に関して事前に何らかの問題意識を持っていることが望ましい。 ・オンデマンド講義を視聴して関心を深めた分野について、制度・政策や受講生が参加している・見聞きしている、子どもの支援に取り組んでいる団体の好事例があれば、資料を収集する等、学びを深めてください。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 授業前の新聞・雑誌記事購読等 | 7.5 |
事後 | 授業後のインターネット検索や図書の購読 | 7.5 |
事後 | 期末試験へ向けての整理・学習 | 15 |
本科目の関連科目 |
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成績評価の方法 |
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すべての講義コンテンツを視聴し、すべての小テストに合格後に受験する科目修了試験により合格を判定する。評価基準は、A(100〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)を合格、D(59点以下)を不合格とする。 |
テキスト |
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□テキストを使用する □レジュメを使用する ■未定 (最初の授業で指示する) |
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