科目名 | ふくしフィールドワーク実践 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 吉村 輝彦、市野 恵 |
テーマ |
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NPOがめざす0歳から100歳の地域包括ケア ※地域包括ケアが目指す姿とは、誰もが要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるよう、専門職と住民との連携、あるいは住民同士が助け合う地域。 |
科目のねらい |
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<キーワード> 地域包括ケア 地域自治 多世代交流拠点 コーディネーション <内容の要約> 本科目では、地域の課題解決に求められる多職種・多分野連携のあり方、その中での市民セクターの各主体の役割などを学びます。地域課題を自分に引き寄せ、解決に向けた方策の体験学習を重視し、専門の異なる学生がグループで学び合う多職種連携教育Inter Professional Learning(IPL)の方法を採るのが特徴です。「事前学習、フィールドワーク、事後学習」を集中的に展開する学びを深めながら、「地域を創造するための相互理解」を身につけるための集中講義として開講するプロジェクト型の授業です。「困った時はお互いさま」を合言葉に始まった住民互助活動が発展した現在は、介護保険制度や障害者総合支援制度等の福祉専門職としての活躍を含め、多世代交流拠点を運営するNPOの現場を訪問し、一人一人の暮らしの本質を発見することが本科目の特徴です。目まぐるしく変化する現代社会において、新しい想い、新しい価値、新しい活動を生み出すNPOの取り組みを伺い、地域課題の捉え方から試行、事業化へのプロセスや他分野との連携の工夫を学ぶことができます。最終日は、将来、市民としての十分な役割を果たすため「未来に向けて私は(私たち)は、何ができるのか」を未来志向で考え、発表します。 <学習目標> 取り組みの背景を聞くことで地域性の理解を深め、地域アセスメントの視点を持つことができる 地域包括ケアの推進における住民参画の重要性を理解し、多様な主体とのコーディネートあるいは、地域自治の必要性を理解することができる グループワークを通じて、チームワーク、専門の異なる者とのコミュニケーションを重ねながら、相互のアイデアを企画提案に導く力を身に付けることができる |
授業のながれ |
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【1日目】事前学習・オリエンテーション(事業の概要説明、自己紹介、アイスブレイク)・知多地域のNPO概論・フィールドワーク先の地域概要と事業内容を調べ、準備する ※ ※ 【2日目】フィールドワーク・就労継続支援B型事業所・多世代交流拠点の現場を訪問(3団体) ※2024年度実績:@知多市市民活動センター、Aマーレ&マーレ2、B街かどサロンあかり ※ ※ ※ 【3日目】フィールドワーク・児童支援・不登校ひきこもり支援の現場を訪問(3団体) ※2024年度実績:@共育ネットはんだ&みんなのもりcaf?、A子どもたちの生きる力をのばすネットワーク ※ ※ ※ 【4日目】 事後学習・グループリフレクション(フィールドワーク先の活動や取り組みのまとめ・私発の改善提案のための企画提案、発表)・チェックアウト ※ ※ ※ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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この授業では大学を飛び出し、知多地域を巡りながら市民活動の当事者の声を聞く貴重な機会です。知多地域における「福祉」とは、私たち人間が人間らしく、かつ、自分らしく、心豊かに、幸せに暮らしていける地域であり、これをビジョンに掲げ、市民が主体となって、「0歳から100歳の地域包括ケアのまちづくり」をミッションに位置づけています。そして日々、市民目線の「困ったときはお互い様」を合言葉に多様な主体との連携・協働を働きかけながら、持続可能な組織運営を行っています。 この連携・協働を働きかける中間支援組織を知多地域は全国に先駆け、市民の力で作り上げています。この中間支援が持つ5つの力、@地域社会の課題をとらえ提起する「地域の在り方を問う力」、A多様な市民活動を理解し、情報を拾い発信する「受信力」と「発信力」、B個人と組織の活動を支え、高め、広げる 「総合的な支援力」、地域社会の課題に取り組む人と組織にはたらきかける 「調整力」、D協働の場を仕掛け、社会変革を促す「地域社会のデザイン力」を捉えることができます。 机上学習とは一味違った学びから、皆さん自身が抱える問題を探究してみませんか?それには、皆さんの想像力とコミュニケーション力が学びの達成度のカギを握っています。さあ、より良い学びに変えるために、一緒に楽しみましょう! |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 事前課題に取り組む(訪問先を調べる、質問を考えるなど) | 10 |
事後 | 学んだこと、訪問先で聞いたことをまとめる | 5 |
本科目の関連科目 |
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地域指向科目 |
成績評価の方法 |
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授業内でのレポート・課題等 20%、フィールドワーク先での発言(質問や感想)20%、グループワークへの能動的な参画やチームワーク40% 、事後最終レポート 20% 補足:フィールドワークへの遅刻は「グループワークへの能動的な参加やチームワーク」を評価する上で考慮します。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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