科目名 | スポーツメディア論 |
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単 位 数 | 学年配当 | 開講期間 | 担 当 教 員 |
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2 | 3 | 後期開講 | 住田 健 |
テーマ |
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メディアとスポーツビジネスの関係を、ブランド、消費者行動、スポーツ文化、マーケティング(ブランディング)戦略の視点から学習する。 |
科目のねらい |
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<キーワード> スポーツメディア 社会化 ジェンダー スポーツ文化におけるメディア ブランディング戦略 <内容の要約> メディアの発展によって、スポーツとの関わり方も多様になってきている。一昔前では、スポーツの試合を観るには現地に行くか、テレビを観る(ラジオを聴く)しか選択肢はなかった。しかし、今ではインターネットでスポーツの試合を提供するサービスまで登場し、そのような企業がプロスポーツに莫大な放映権料を支払っている。メディアとスポーツビジネスは切っても切れない関係にあると言っていいだろう。この科目では、スポーツビジネスとメディアの関係について注目したい。具体的には、スポーツのブランドに焦点を当てる。ブランドは、消費者に特定の便益を提供することを約束するものである。そして、ブランドが持つイメージはメディアによって形成される。大手飲料メーカーであるレッドブルがスポーツに積極的に投資をするのも、メディアを通して「かっこいい」「スポーティー」だというイメージを消費者に植え付けたいからである。メディアによって、スポーツ組織や企業が持つブランドイメージがどのように形成されるのか、消費者にどのように理解されるのか、そして、スポーツ組織や企業はどのような戦略を採用すればいいのかについて学んでいく。 <学習目標> 「スポーツ(ビジネス)」と「メディア」の関係がどのように形成されてきたのかについて理解をし、説明をすることができる。 スポーツビジネスにおけるブランドの重要性について理解をし、説明をすることができる。 スポーツ消費者の情報処理プロセスにおける知識を習得し、説明することができる。 ブランドの重要性と消費者の情報処理プロセスの理解を土台にしたマーケティング戦略に必要な知識を習得し、説明をすることができる。 |
授業のながれ |
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オリエンテーション(授業目的、授業計画、成績評価について説明をする) スポーツとメディア:メディアが消費者行動に及ぼす影響について説明をする スポーツイベントとメディア@:メディアによって、スポーツ組織のイメージがどのように形成されているのかを説明をする スポーツイベントとメディアA:スポーツが持つ意味がメディアによってどのようにスポーツイベントの舞台で表現されているのかを説明をする スポーツ消費者行動(社会化)とメディア@:スポーツ消費者がどのように社会化をするのかを社会学のモデルで説明をする スポーツ消費者行動(社会化)とメディアA:社会化プロセスとスポーツにおける消費行動の関係について説明をする スポーツ消費者行動(社会化)とメディアB:スポーツ消費者のブランド理解にメディアがどのように影響を与えているのかを説明をする ジェンダーとスポーツメディア@:スポーツにおけるジェンダーが文化というマクロの枠組みでどのように形成されるのかを説明をする ジェンダーとスポーツメディアA:スポーツにおけるジェンダーがメディアによってどのように表現されているかを説明をする ジェンダーとスポーツメディアB:スポーツにおけるジェンダーの問題とスポーツの役割を説明する メディアを使ったブランディング戦略@:メディアを使ったブランディング戦略の基本をおさえる メディアを使ったブランディング戦略A:消費者の知覚価値に着目した戦略について説明をする メディアを使ったブランディング戦略B:消費者の知覚価値とマーケティングの4Pを統合するための知識について説明をする メディアを使ったブランディング戦略C:プラットフォームブランディング戦略について説明をする これまでのまとめ |
準備学習の内容・学ぶ上での注意 |
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この科目は、メディアの役割を他領域から学習をします。そのため、内容はマーケティング、消費者行動、心理学、社会学などの幅広い分野の知識を応用したものとなります。自ら進んで経営学、マーケティングなどの文献を読むことが求められます。楽に単位を取りたい、時間割が空いていたから履修してみようという学生には辛い講義になることは前もって理解しておいてください。 |
事前事後 | 学習内容 | 時間数 |
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事前 | 「授業の流れ」に表記した次回講義の内容に関して資料などを読んでおくこと。 | 15 |
事後 | 配布資料をきちんと読み返しておくこと。 | 15 |
本科目の関連科目 |
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スポーツマネジメント、スポーツビジネス、地域スポーツ論、スポーツ社会学、スポーツジェンダー論 |
成績評価の方法 |
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出席は評価の点数には含まれないが、5回以上の欠席は最終試験を受けることはできないので注意すること。 スポーツ組織のブランディングレポート40%、最終試験60%で評価する。 |
テキスト |
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□テキストを使用する ■レジュメを使用する □未定 (最初の授業で指示する) |
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