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現代福祉論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
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4 | 3 | 集中 | 訓 覇 法 子 |
テ|マ | 社会福祉とは何か 概念定義、 歴史的展開、 現状と課題 |
講義のねらい |
第1に、 社会福祉とは何かを、 概念定義的な観点から (1) 社会政策、 (2) 社会保障、 (3) 社会福祉サービスの3つのレベルで考えるとともに、 目的と相互の関係を理解する。 第2に、 社会 (福祉) 政策や社会福祉事業の歴史的発展−福祉国家の発展−を国際比較視点から捉える。 第3に、 第二次大戦後福祉国家の発展を促した主な要因と福祉国家が目指す国家体制の基本的価値を考察する。 第4に、 現代福祉社会を理解するために福祉レジーム類型と現代福祉国家論を概観する。 第5に、 人口の高齢化と少子化に直面する現代社会の社会 (福祉) 政策の現状と課題を考える。 日本の社会 (福祉) 政策および理論の発展をより明確にするために、 スウェーデンをはじめとする西欧諸国との比較を試みることで具体化する。 |
講義のながれ |
1. 本講義の目的と課題 2. 福祉とはなにか 3. 社会問題とはなにか 4. 社会政策とはなにか 5. 社会保障とはなにか 6. 社会福祉サービスとはなにか 7. 社会政策−−社会保障−−社会福祉サービスの相互関係 8. 社会 (福祉) 政策や社会福祉事業の歴史的発展 9. 現代の福祉レジーム類型 10. 日本型福祉レジームの特徴 11. 現代福祉国家論 12. ポスト福祉国家論−−新保守主義 (新自由主義) と福祉多元主義 13. 日本型福祉ミックス論と福祉供給システム 14. 介護保険−−現状と課題 15. まとめ |
学習条件・履修上求められるもの |
授業形態は、 講義とグループ演習を併用することで各受講者が概念定義や分析力を習得することを目的とする。 したがって、 全受講者が主体性を持って積極的に授業参加することを要求する。 一人一人が授業の形成に責任をもつ事、 したがって授業時間の開始を厳守すること。 授業の継続性を重視するため、 止むを得ない事情がない限り授業時間80%の出席を要求する。 |
成績評価 |
出席状況や積極的な授業参加も評価に考慮するが、 基本的には筆記試験を成績評価の手段とする。 |
テキスト | 訓覇法子 『福祉社会システム論』、 日本福祉大学、 2002年。 必要に応じて他の資料を配布する。 |
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