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医学概論 |
単位数 | 学年配当 | 開講形態 | 教員名 |
---|---|---|---|
4 | 1 | 後期 | 田 原 孝 |
テ|マ | 医療、 福祉、 情報、 経済、 経営の5者を統一して理解する −学生全面参加カリキュラムにもとづいて− |
講義のねらい |
医療が福祉化し福祉が医療化する現在、 医療−福祉の境界が消失しつつあり、 両者を分離することの限界が指摘されている。 本講義では、 まず、 医療や福祉におけるミクロ〜マクロのダイナミクスを統一して理解し、 その上で情報、 経済、 経営の新たな形と内容を考えることを目的とする。 そのために、 病気、 障害、 健康及び、 医学、 医療、 看護、 福祉さらに自立の概念の再構築を行ない、 それにもとづいてこれらの構造や関係、 底辺に流れる考え方を論ずる。 さらに、 情報、 経済、 経営の流れが変化しつつあること、 その内容と方向を説明し、 さらに、 上記の構造や内容といかなる関係にあり、 どのような将来像が創られるのか、 創られつつあるのかを共に考える。 以上の基礎となる枠組みは、 「カオス・複雑系理論」、 「臨床経験」、 「情報システムの構築と運営の経験」、 加えて、 昨年、 共に学んだ 「諸君の先輩と作成したカリキュラム」 である。 |
講義のながれ |
1. 学生諸君の理解度、 興味、 希望によって講義内容を柔軟に変更する。 2. 大まかな流れとしては、 T 医療、 福祉の大枠をつくる (1) 病気や障害は悪か (2) 自立とは何か (3) 健康とは何か (4) 病気や障害をいかに考えるか (5) 病気や障害を持つ人をいかにとらえるか U ミクロの医療、 福祉 マクロの医療、 福祉を考える (1) 共生、 包含、 インフォームドコンセント診療情報の開示 (2) 診断や治療の意味と限界 (3) 医療、 福祉の変化の要因 V 医療、 福祉、 情報、 経済、 マネジメントの統合を考える (1) 新たな情報、 経済、 マネジメントを考える (2) “ゆらぎ企業”、“ゆらぎマネジメント”を考える (3) 統合体の形とは W 行なってはいけないこと、 3つをマスターする |
学習条件・履修上求められるもの |
欠席は避けること。 ノートと筆記用具、 数種類のラインマーカーや色鉛筆、 色ボールペンを用意すること。 履修したノートは必ず講義に持参すること。 できるだけ新聞を読むこと。 技術よりも、 ものの考え方を大事にすること。 |
成績評価 |
学年末に試験問題群を提示し、 そのなかから出題し、 総合評価をする。 総合評価は、 本試験80%、 出席点20%とする。 出席点は (8−欠席回数)×2.5とする。 |
テキスト | なし。 必要に応じて指示します。 |
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